メタバースとセカンドライフを比較/過去から現在へ活かすには

メタバース

こんにちはkyoです!(@kyo_WEB3now)

2003年ごろにメタバースと似たようなプロジェクトが存在していたのを知っていますか?

その名は、セカンドライフ(Second Life)です。

今から約20年も昔になりますが、機能としては今のメタバースと変わらないのです!

そんなセカンドライフがなぜ流行らなかったのか、メタバースとの違いについて
見ていきます!

セカンドライフ(Second Life)とは

セカンドライフは2003年に、Linden Lab社がリリースしております。

セカンドライフは、仮想空間のなかで他のユーザーとのコミュニケーションが取れ、商品を売買する事も出来たのでかなり注目を集めていました。

様々国のマスコミに取り上げられ、当時は多くの企業がサービスに参入していました!

2003年なので、かなり早い段階で現在のメタバースのような構造のプロジェクトが、誕生していたんですね!

実際に流行りだしたのは、2006年になります!

2006年の出来事一覧

映画:デスノート、涙そうそう
流行語:イナバウアー(荒川静香)
ゲーム:任天堂では【Wii】、ソニーでは【プレイステーション3】が発売
スポーツ:全国高校野球では斎藤佑樹(早実)と田中将大(駒大苫小牧)の対決が注目を集めた
周年記念:ちびまる子ちゃん生誕20周年
     ウルトラシリーズ誕生40周年
     ドラゴンクエストシリーズ発売開始20周年

色んな事がありましたねw

メタバースとセカンドライフの違い

ここからはメタバースとセカンドライフの違いについて解説していきます!

下記の表が違いを比較した表になります!

セカンドライフメタバース
世間への認知時期2006年2021年
対応するデバイスWindwsパソコンのみスマホなど様々
仮想空間でのイベントの有無有り有り
土地やモノの売買有り有り
他ユーザーとのコミュニケーション有り有り
有名企業の参加有り有り
VR対応無し有り

こうやって比較をすると、約20年後の現在に流行ったメタバースと変わらないクオリティーを持っていますね!

セカンドライフでもゲーム内で通貨を稼ぐことができ、現実の通貨に換金可能でした!

こういった背景もあり、2003年の初めは10万人ほどのプレイヤーでしたが、2006年の10月には100万人を突破しております!

セカンドライフ衰退の理由

ここからはセカンドライフが衰退した理由について考えていきます。

結論、セカンドライフの衰退の理由は時代が追い付いていなかった事だと考えられます!

時代や環境についても比較しました!

セカンドライフの時代現在
主なデバイスガラケースマホ
回線環境光回線の誕生無料Wi-Fi/5G
ネット普及率43,1%87.8%
SNSアメリカでFacebook誕生
日本では【GREE】【mixi】誕生
YouTube、LINE、Instagram等
主なゲームデバイスGBA/PS2スマホ/スイッチ/PS5

上記のように、今とは環境が全然違います。

今のメタバースは、NFTゲームとも連動しており、より高度な経済活動が出来るようになったのもポイントだと考えています!

これまでの事をまとめると、現在のメタバースとセカンドライフでは大きく3つの違いがあります。

  • それぞれが登場した際の時代背景
  • スマホやVRなど新たなデバイスでの体験が可能になった
  • メタバースは仮想通貨やNFTゲームと連携され、仮想空間内での経済活動の幅がセカンドライフより増えた

2003年の時点で環境が整っていれば、セカンドライフが今より身近に有名になっていた可能性は十分にあります!

メタバースを発展させる2つの要素

セカンドライフから考えるメタバースを発展させる2つの要素は下記になります。

  • メタバースの認知拡大
  • VR機器の普及

メタバースの課題は考えれば考えるほど多くありますが、今回はセカンドライフとの比較や衰退から考えております!

メタバースの認知拡大

メタバースの認知はまだまだ低い状況になっています。

裏付けの証拠として日本のトレンドリサーチの調査では下記のようなデータが出ています!

日本のトレンドリサーチの調査

【”メタバース”という言葉を“知らない】75.6%
【”メタバース”という言葉を“知っている】8.3%

メタバースの認知は1割にも届いていないのが現状です。

まずは多くの方に知ってもらうことが課題だと思います!

VR機器の普及

セカンドライフとの大きな違いの1つが、VRに対応していることです!

現在まだVRデバイス自体が浸透しているわけではないですが、既存のゲームや新しい価値体験を与えるためにもVRは必須だと思います!

課題としてVRに対応しているメタバースが少ないのもありますが、一般の方にとって購入しにくい価格であることも課題だと思います!

安いモノでは1万円以下もありますが、専門のVRデバイスだと5万円前後するモノもあり、中には10万円を超えるものあります!

私のような一般的なユーザーが気軽に利用していくためにも、手頃な価格や便利なアプリの開発などの利用しやすさが求められます。

メタバースとセカンドライフのまとめ

今回はメタバースとセカンドライフを比較させて頂きました。

セカンドライフは失敗したわけではないですが、様々な要因から人気を伸ばし続ける事が出来ませんでした。

現在は昔より環境が整っており、NFTやNFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)と連携をしておりますので、過去を参考に現在のメタバースは大きく発展し続けて欲しいですね!

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