DeFiの税金と確定申告の計算方法は?【抑えるべきポイント】

DeFi/DAO

こんにちはkyoです!(@kyo_WEB3now)

税金がめんどくさい

やり方がわからない

仮想通貨の税金計算だけでもしんどい
DeFiかー、、、

もっと複雑じゃん、、、

詰んだ、、、

こんな声が聞こえたような気がするので、今回はDeFiの税金/確定申告についてまとめてみました!

※私自身の声ですw

実は税務上の取り扱いについて、国税庁から正式に公表されていないのが現状でもありますが、
重要なポイントはありますので参考にして下さい!

DeFiとは?(大前提の知っておくべき)

DeFiは、今までの金融サービスとは違う仕組みになっています。

DeFiの税金、確定申告が難しいのは利益計算の部分になるので、DeFiの仕組みは大前提に把握しておくのが良いかと思います!

DeFiとは

分散型金融【システム】のことで、
【Decentralized(分散型)】
【 Finance(金融)】の略語になります!

DeFiと仮想通貨は別のモノですよ!

今までは、銀行等にお金を預けていたと思います!

しかしDeFiは、今までの銀行での一括管理を無くし、金融機関を介さずに無人で金融取引を行う仕組みになり、ブロックチェーン上に構築された分散型金融システムの事になります。

メリットは下記に6点になるかと思います!

  • 透明性によりデータ改ざんなどを回避できる
  • 手数料の安さ
  • データと資産の保護
  • 取引や資産管理が仲介なしでできる
  • 24時間365日の利用ができる
  • 地域に関係なく利用可能

分散型金融だからこそ確定申告が難しい

上記で説明したように、DeFiは分散型になるので管理者はいません。

管理者がいない状態になるので取引履歴の記録を行っていない(詳しい損益の記録等)ことが多くあります!

なのでDeFiでの取引を行っていく際は、自分のお金の流れを記録して、行った全ての取引を自分で記録しておく必要があります!

この詳細な取引履歴は、損益計算の際に必ず必要になってくるので、確定申告の時期になる前からしっかり準備していきましょう!

DeFiは税務上の区分は?

DeFiでの取引における税務上の取り扱いについて現在では、国税庁から正式に公表されていないのが現状です!

なので、既存のルールに基づいて判断することになります。

DeFiの区分は?

現在、仮想通貨取引での所得は「雑所得」に区分されるため、
DeFiでの取引でも同様に「雑所得」に区分されることが考えられます。

雑所得は以下に分類されます。

  • 利子所得
  • 配当所得
  • 不動産所得
  • 事業所得
  • 給与所得
  • 退職所得
  • 山林所得
  • 譲渡所得
  • および一時所得のいずれにも当たらない所得

例えば、公的年金等、非営業用貸金の利子、副業に係る所得が該当します

学生でもサラリーマンでも副業を始めた場合、最初から事業所得での申請は難しいと思います。

まずは、雑所得として収入や必要経費をしっかり把握して、所得金額を求めていきましょう。

DeFiの利益が発生するタイミング

ここからはDeFiの取引で利益が発生する3つをご紹介します。

  • スワップ
  • 流動性提供
  • ステーキングとエアドロップ、レンディング

スワップ

スワップとは

仮想通貨を交換できる取引のこと、仮想通貨の売買と同じく損益が発生する可能性があります。

例として、
10ETHを10,000USDC(=100万円とする)に交換する場合を想定します。

10ETHを30万円で購入していた場合は70万円の利益となりますよね。

100万円(10,000USDCのスワップ時の時価)ー30万円(ETHの数量×1ETHあたりの取得価額)
=70万円(利益額)

このようにスワップを行った際、ETHの価格が取得したタイミングよりも上がっている場合は損益が発生していきます。

流動性提供

流動性提供とは

仮想通貨のペアをプールすることで、取引手数料を報酬としてもらうことができる仕組み

※【Uniswap】や【PancakeSwap】などのDEX

こういった報酬は、【受け取った時点での価格を利益とする】のが一般的ですが、
DeFiでの流動性提供では【プールしたペアの価格が日々変化する】ので、計算が必要になってきます。

プールした仮想通貨を引き出す際に、
【プールした通貨の数量】と【引き出した通貨の数量】の増減を算出し、
【どの通貨がどれだけ増減したのか】を損益へ反映させなければいけません

ステーキングとエアドロップ、レンディング

ステーキングとは

仮想通貨を保持し、ブロックチェーンのネットワークに参加することで、報酬を得ることです!

このステーキングの権利が確定したタイミングでの価格が利益となります。

また、【エアドロップ】【レンディング】も同様に、
受け取る権利が発生したタイミングが利益になっていきます。

DeFiの税金、確定申告の大事なポイント

以上のようにDeFiでの利益が発生するタイミングは複雑になります。

なので以下3つがDeFiの税金計算、確定申告においてかなり重要です!

  • DeFiの大前提の仕組みの理解
  • DeFiでの利益が発生するタイミングの把握
  • 取引履歴の整理と管理

特に3つ目の【取引履歴の整理と管理】は最も重要になりますので、この後説明していきます!

取引履歴の整理と管理

取引履歴の整理と管理を行うことによって、現在どのくらいの損益があるのか自分を管理するためにも重要になってきます。

以下が主に記録するべき内容になります。

  • いつ(何時何分)
  • どの通貨なのか
  • 数量いくつか
  • どの取引所なのか
  • その際の価格はいくらか
  • スワップなのかステーキングなのか
  • 流動性ならプール時の数量、引き出した際の数量
  • どのペアなのか

などなど、情報は多く残しておくべきです!

私は念のため取引したタイミング等で画面をスクリーンショットしています!

DeFiの税金、確定申告どうする?

DeFiに限らず自身で確定申告が出来るか不安な方は、

結論、専門の税理士や企業にお任せする(ツールを使う)のが、一番正確で安全かと思います!

ただ、税理士に依頼する場合も企業にお任せする場合も自身の損益の履歴をもとに計算していきます。

※もちろん自身で確定申告をする際も損益の計算が出来なければいけません!

なので【取引履歴の整理と管理】が最も重要になっていきます!

まとめ

DeFiのメリットでもある分散型ですが税金計算、確定申告の際は分散型であるが故に、
少し複雑な状態になってしまいます。

DeFiでの取引を行っていく際は、自分のお金の流れを記録し行った全ての取引を自分で管理しておきましょう!

また確定申告前に焦って準備をすると計算を間違えてしまったりするので、
こちらを読んでくださった方は、確定申告の時期になる前からこまめにり準備していきましょう!

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