DAOで運営されるディセントラランドとは?【特徴と今後について】

DeFi/DAO

こんにちはkyoです!(@kyo_WEB3now)

今回はDAO(分散型自律組織)で運営される、メタバース構想のブロックチェーンプロジェクトのご紹介をします!

カテゴリーとしては【メタバース】【NFTゲーム】に分類され、
名前はDecentraland(ディセントラランド)になります!

DAOで運営されていることは、他のメタバースプロジェクト、NFTゲームと違い珍しいので、
ご参考になればと幸いです!

Decentraland(ディセントラランド)とは?

Decentralandは、最も歴史が長いとされるメタバース構想のブロックチェーンプロジェクトになります。

誕生は2015年になり、最初は2Dプラットフォームとして誕生しています!

その後、【バーチャルリアリティー】と【ブロックチェーン技術】を組み合わせた、
仮想空間プラットフォームのNFTゲームとして進化しています。

運営は、カルフォルニアを拠点とする非営利団体「Decentraland Foundation」が行っています。

Decentraland(ディセントラランド)の仮想通貨「MANA」を使って土地を売買したり、
アバター用のアイテムを売買することが出来たり、他者とコミュニケーションを取ったりできます!

ディセントラランドの土地(LAND)とは?

ディセントラランドの大きな特徴としてLANDが挙げられます。
全く身近なものではないので中々イメージが付かないと思いますが、LANDの特徴は大きく4つあります。

  • LANDの発行数には上限がある
  • 場所によっての価値の変化
  • LANDを活用しての収益化
  • LANDを保有しているとガバナンスへの参加が出来る

LANDの発行数には上限がある

LANDは90601区画しか存在しないため、上限があります

なので、今後ディセントラランドが発展していった際に、
新規の参入者がLANDを保有したくても上限があるので購入できない可能性もあります。

ビットコインって上限枚数がありますよね。
ビットコインの土地(LAND)版みたいなものです

場所によっての価値の変化

上記で【LANDには上限がある】と説明させていただきました。

土地を現実世界で考えたときに、東京のど真ん中の土地と、そうでない土地では価値は違いますよね。

ディセントラランドでも同じく、イベント会場の近くなど人が集まりやすそうな場所のLANDは、
価値が高く評価されています。

LANDを活用しての収益化

LANDの所持している方は自分のコンテンツを、LAND上に制作することが出来ます。

ゲームを制作して集客している方が多い印象です!

また、入場料を取ることも出来るので人が集まる場所にLANDを保有することが出来れば、
ビジネス展開していく事も可能です。

LANDを保有しているとガバナンスへの参加が出来る

この後改めて詳しく説明させていただきますが、ディセントラランドはDAOで運営させています。

その際、LANDを保有していると多くの議決権を得ることが出来るので、LANDを保有することでもメリットはかなり大きいです。

DAOとディセントラランドの関係

ディセントラランドは「DAO(分散型自立組織)」によって運営がされております!

これは他の一般的なゲームやNFTゲームとは大きく違う点になっております。

DAOとは

【Decentralized(分散) Autonomous(自立) Organization(組織)】の略称で、【分散型自立組織】のことです。
リーダーがいないため、1人の人間や組織に支配されていない組織になります!

DAOで決定できるのはアイテムの種類から、DAO資金の投資先、開発の方針まで運営の全てが含まれています。

各プレイヤーがそれぞれ、ディセントラランド内で自由に活動する事ができ、土地などを購入していき、オリジナルのメタバース空間を作っていきます。

それによってディセントラランド内に自由なメタバース空間が発展していきます!

なので、従来のように決められた世界、ストーリーではなく、唯一無二のゲームとなっているのが魅力です!

ガバナンスへの参加条件

ガバナンスとは

管理・支配という意味の言葉です。
ブロックチェーンでのガバナンスは、特定のステークホルダーが自分が所属している組織やコミュニティにおける、システム等の重要な変更について決定を下すプロセスのことを指します。

ディセントラランドでのガバナンスへの参加条件は以下2つになります!

  • ディセントラランドの独自トークン【wMANA】を保有している事
  • ディセントラランドの【LAND(土地)】を保有している事

ディセントラランドの独自トークン【wMANA】を保有している事

1つ目のガバナンスへの参加条件は、独自トークンMANAをラップした【wMANA】を保有している事です。

【wMANA】をDAOにロックすると、【1wMANA】ごとに1票分の議決権が与えらていきます。

社会人の方は株主総会をイメージして頂ければわかりやすいと思います!

ディセントラランドの【LAND(土地)】を保有している事

2つ目のガバナンスへの参加条件は、ディセントラランドの【LAND(土地)】を保有している事です!

LAND(土地)の所有者は1LANDごとに2,000票分の議決権を獲得することが出来ます。

【wMANA】と比較しても多くの議決権が与えられるので、
ディセントラランドで多くの議決権を持ちたい方はLAND(土地)を所有することをオススメします。

ディセントラランドの今後

最後にディセントラランドの今後についてですが、以下2つがポイントになってくるかと思います!

  • メタバースの発展/浸透
  • ディセントラランドへの参加企業

メタバースの発展/浸透

現在はマイクロソフトや、あのウォルトディズニーなど、多くの大企業が続々とメタバースへの参入の動きを見せています。

メタバース上でオリジナルの土地が保有出来たり、イベントを開催したりなどビジネスの幅をかなり広がっていくのではないかと、国内でも海外でも言われています。

ただ現状は、プロジェクトが完成しているものは少なく、どの企業も水面下で動いている最中となっています。

今後さらにメタバース発展/浸透していく事で、ディセントラランドへの注目も集まっていくと考えられます。

ディセントラランドへの参加企業

ここからはディセントラランドへの参加企業を3つ紹介していきます。
最後の【MetaTokyo株式会社】は日本の企業です!

  • コカ・コーラ
  • アタリ
  • MetaTokyo株式会社

コカ・コーラ

有名飲料水メーカーであるコカ・コーラは、NFT販売を大手NFTマーケットプレイス【OpenSea】にて2021年7月にスタートしています。

その販売されているNFTを購入すると、購入者特典としてディセントラランド上で、
着用可能なジャケットのNFTも同時に獲得することが出来るといったプロジェクトになっており
ます

アタリ

アタリはアメリカの大手老舗ゲームメーカーです。

ディセントラランド上に、【アタリ・カジノ(Atari Casino)】を立ち上げることを発表しており、
以下のようなゲームコンテンツが遊べるそうです。

  • Pong(ポン)
  • Centipede(センティピード)
  • Break-Out!(ブロックくずし)
  • Missile Command(ミサイルコマンド)
  • Asteroids(アステロイド)

その他のゲームも開発中とのことで楽しみなプロジェクトです!

MetaTokyo株式会社

国内の企業でもディセントラランドとのプロジェクトは進んでおり、ディセントラランド上に
【メタトーキョー】と呼ばれる文化都市を制作するプロジェクトが進んでいます。

※文化都市開発を行っている会社は合弁会社【MetaTokyo株式会社】
【アソビシステム株式会社】【Fracton Ventures株式会社】【ParadeAll株式会社】の3社合弁会社です。

まとめ

今回はDAOで運営されているDecentraland(ディセントラランド)の紹介をさせて頂きました!

DAOは今後、様々な分野に関わっていく事が予想されます。

DAOについて更に詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください!

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