NFTゲームの税金と確定申告どうする?準備することや計算について

NFT/NFTゲーム

こんにちはkyoです!(@kyo_WEB3now)

“NFTゲームは稼げる”と話題になり、近年はNFTゲームで遊んでいる方も増えてきております。

実際に私の記事でもNFTゲームに関する記事の、閲覧数は上昇傾向です。

ただ、NFTゲームで稼いだお金も税金の対象となります。

NFTゲームはクオリティーが高いため純粋に楽しくてプレイしている方も多いと思います。

今回はNFTゲームの税金や確定申告についてまとめましたので、
思いっきり遊ぶためにもリスク管理をして自分の身を守っていきましょう。

そもそもNFTゲームとは?

NFTゲームについて詳しく知らない方のために、簡単に解説します。

NFTゲームは「Play to Earn」(遊びながら稼ぐ)をコンセプトに現在世界中で注目を集めております。

日本国内でも多くの会社が新作ゲームの開発を準備中とのことです。

スマホでも遊べるアプリがあり誰でもインストール可能で気軽にゲームをプレイすることができます。

【Move to earn(移動して稼ぐ)】が話題となり【STEPN】がニュースでも取り上げられましたよね。

現在は、【Sleep to earn(眠って稼ぐ)】も話題となっており、様々な形のPlay to earnが注目されています。

Sleep to earn(眠って稼ぐ)について詳しく知りたい方はこちら

NFTゲームの特徴

NFTゲームの特徴は以下が挙げられます。

  • 現実で収入となる
  • オリジナルキャラクター、アイテムが作れる
  • ゲーム間でアイテムなどが共有できる
  • ゲームがサービス終了してもキャラクターやアイテムが残る
  • チートがほぼ使えず、みんなに平等である
  • NFTマーケットとの連動が可能

一番分かりやすいのは【現実で収入となる】だと思います。

遊んでいるNFTゲームによって様々な形がありますが、基本はゲームで獲得したアイテムを売買、
自身でゲームのNFT作成して販売したりして利益を得る事ができます。

NFT自体がまだまだ発展途中の分野ではあり、問題点も多いですが、今までとは違った遊び方が出来るNFTゲームに注目が集まっております。

NFTゲームは税務上の区分は?

取引状況にもより変化しますが雑所得、譲渡所得、一時所得などが発生します。

2022年4月に国税庁から課税関係が発表されております。

以下が国税庁から公表された内容です。

No.1525-2 NFTやFTを用いた取引を行った場合の課税関係

1 いわゆるNFT(非代替性トークン)やFT(代替性トークン)が、暗号資産などの財産的価値を有する資産と交換できるものである場合、そのNFTやFTを用いた取引については、所得税の課税対象となります。

※ 財産的価値を有する資産と交換できないNFTやFTを用いた取引については、所得税の課税対象となりません。

2 所得税の課税対象となる場合の所得区分は、概ね次のとおりです。

(1) 役務提供などにより、NFTやFTを取得した場合
・ 役務提供の対価として、NFTやFTを取得した場合は、事業所得、給与所得または雑所得に区分されます。
・ 臨時・偶発的にNFTやFTを取得した場合は、一時所得に区分されます。
・ 上記以外の場合は、雑所得に区分されます。

(2) NFTやFTを譲渡した場合
・ 譲渡したNFTやFTが、譲渡所得の基因となる資産に該当する場合(その所得が譲渡したNFTやFTの値上がり益(キャピタル・ゲイン)と認められる場合)は、譲渡所得に区分されます。
(注)NFTやFTの譲渡が、営利を目的として継続的に行われている場合は、譲渡所得ではなく、雑所得または事業所得に区分されます。
・ 譲渡したNFTやFTが、譲渡所得の基因となる資産に該当しない場合は、雑所得(規模等によっては事業所得)に区分されます。

(参照:国税庁ホームページ)

また稼いだ額が大きくなるほど税率も大きくなってしまいます。

NFTゲームの利益が発生するタイミング

ここからはNFTゲームで利益が発生するタイミングをご紹介します。

遊んでいるゲームによって変わっていきますが、
大きくは以下3つになるかと思います。

  • 取得したNFTを売却
  • ゲームでの仮想通貨の無償取得(ログインボーナス等)
  • NFTの二次利用

取得したNFTを売却

こちらは一番イメージしやすいかと思います。

ゲームやNFTマーケットで取得したNFTを売却する際に利益が出る場合は、税金が発生します。

具体的な例

20万円でNFTを購入(キャラクターやアイテム/土地など)
仮想通貨の価値が上がったタイミングでの売却、
個人間でNFTを売却した場合に発生。

仮に100万円でNFTを売却出来た場合は、【100万円ー20万円=80万円の利益】

ゲームでの仮想通貨の無償取得(ログインボーナス等)

ゲームによりますが毎日ログインや、ミッション達成等により、ゲーム内での仮想通貨を取得できる事があります。

こちらの利益は少ない事が多いですが、所得時点での時価が所得になり年間を通して額が大きくなっている事もあるので要注意です。

NFTの二次利用

ゲームを貸し出して利益を得る事ができるゲームも存在します。

売却をしていなくても利益を得たタイミングで所得発生となるので、こちらも注意が必要です。

NFTゲームの税金、確定申告の大事なポイント

以上のようにNFTゲームでの利益が発生するタイミングは複雑です。

なので以下3つがNFTゲームの税金計算、確定申告においてかなり重要です!

  • NFTゲームの大前提の仕組みの理解
  • NFTゲームでの利益が発生するタイミングの把握
  • 取引履歴の整理と管理

特に3つ目の【取引履歴の整理と管理】は、NFTゲームに限らず重要になりますので、この後説明していきます!

取引履歴の整理と管理

取引履歴の整理と管理を行うことによって、現在どのくらいの損益があるのか自分を管理するためにも重要になってきます。

以下が主に記録するべき内容になります。

  • いつ(何時何分)
  • どの通貨なのか
  • 数量いくつか
  • なに経由での利益なのか
  • その時の価格はいくらか

などなど、情報は多く残しておくべきです!

私は念のため取引したタイミング等で画面をスクリーンショットしています!

NFTゲームの税金、確定申告どうする?

NFTゲームに限らずですが、自身で確定申告が出来るか不安な方は、

結論、専門の税理士や企業にお任せする(ツールを使う)のが、一番正確で安全かと思います!

ただ、税理士に依頼する場合も企業にお任せする場合も自身の損益の履歴をもとに計算していきます。

※もちろん自身で確定申告をする際も損益の計算が出来なければいけません!

なので【取引履歴の整理と管理】が最も重要になっていきます!

まとめ

NFTゲームの税金計算、確定申告は他の副業より
少し複雑な状態になってしまいます。

NFTゲームでの取引を行っていく際は、
自分のお金の流れを記録し行った全ての取引を自分で管理しておきましょう!

また確定申告前に焦って準備をすると計算を間違えてしまったりするので、
こちらを読んでくださった方は、確定申告の時期になる前からこまめにり準備していきましょう!

コメント